人生で家族なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの人生で家族な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月06日の時点で一番の人生で家族なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.6 1 人生で家族なアニメランキング1位
夜桜さんちの大作戦(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (68)
258人が棚に入れました
この家族、普通じゃない!? 家族を事故で亡くし、心を閉ざすようになった高校生・朝野太陽。 クラスメイトからの印象は「超・人見知り」。 唯一、話せるのは幼なじみの夜桜六美、ただ一人だった。 けれど六美にはあるヒミツが!? 彼女の正体は代々続くスパイ一家当主で、様々な敵から命を狙われていたのだ! しかも彼女の兄・凶一郎は最凶のスパイで、異常なほど六美を溺愛していた。 太陽は、そんな凶一郎から「排除」ターゲットとして命を狙われることに…! 六美と自分の命を守るため、太陽のとった手段とは… 六美と結婚して夜桜家に婿入りすること!? 太陽、六美、そして夜桜さんちの家族を巡る前代未聞の「大作戦」から目が離せない!!

声優・キャラクター
朝野太陽 :川島零士
夜桜六美 :本渡楓
夜桜凶一郎 :小西克幸
夜桜二刃:鬼頭明里
夜桜辛三:興津和幸
夜桜四怨:悠木碧
夜桜嫌五:松岡禎丞
夜桜七悪:内山夕実
ゴリアテ:松岡禎丞
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

痒い

事故で両親を亡くした主人公が殺されかけたら幼馴染の秘密を知って結婚するスパイ
対象年齢が多分かなり幼い感じ?観ていてかなりキツかった

まぁ設定とか主人公の性格とかシナリオとかキツいとこは各所にある
でも何より長兄のキャラクターが全体的に痒い…

{netabare}
糸目・ニヤケ笑い・強キャラ・糸使い・サイコ
「そういう年頃に刺さる要素」をただひたすら詰め込んだキャラ設計
中学生がノートに描いてるオリキャラをそのまんま連れてきた感じ
頭痛くなると同時に妙な懐かしさというか、ノスタルジィを感じてしまう
{/netabare}

その辺の感性の問題を脇に置いた上での話
{netabare}
スパイって割にスパイ要素がほぼ存在しない、ただの殺し屋一家みたいな感じ
お兄ちゃんを暴れさせる都合でどうしてもスパイらしさが希薄になってんだよね
変装とかドローン操作はまだスパイらしいけど、罠を主体にした迎撃は絶対スパイが使わない技術じゃん
糸の攻撃や怪力でぶん殴るとかも含めて初回から設定の詰め方甘いなぁって感じ
これジャンプ原作なんだっけ?むしろコロコロっぽく思えちゃう

もうひとつ真面目な話としてリアリティラインがよくわからない
家族を亡くして幼馴染が支えてくれていて…っていうリアル寄りの話と、
スパイを名乗る殺し屋が学校に潜り込んで妹の彼氏候補をリンチしてるサイコスリラーな部分と、
殺し屋一家のビジュアルが全員意味不明に奇抜でコメディ臭い部分
これらの繋がりが弱くて視聴時の軸が定まらなかった
最終的に自称スパイの殺し屋にシフトするなら初めからリアリティラインをそっちに傾けるか、
全体をリアル寄りにビジュアルを作って急展開に馴染めるようにしてほしい
上手くない部分を「少年漫画だから」で片付けちゃってる印象
{/netabare}

1話で刺さるものが無かったので断念
原作がこのペースなのか知らんけど、もっとこの世界観に馴染めるくらい話数かけりゃいいのに

余談
{netabare}
長兄のキャラクター性が「サイコなヤバイ奴」って感じなのは分かるけど、そっち方面の魅力が花野井君に負けてんだよね
やってることはやべぇなぁと思うけど、人外チックな漫画キャラを出してるせいで「まぁこの世界観なら別に…」ってなっちゃう
軸をちゃんと定めるべきってのはその辺

兄弟のビジュアルがアレなんだから、長兄の言動ももっとぶっ飛ばせばいいのに
リアルな高校生が、リアルな恋愛を、リアルに病んでるヒーローとするから花野井君のヤバさが引き立つ
そういうメリハリが弱いせいで、長兄のヤバさと他の兄弟のヤバさの方向性が喧嘩して印象がボヤけちゃってるのが勿体ない
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

地味な原作ながら、高品質なアニメ化で引き上げていますね

原作既読。
好きか嫌いかでいうと… いや嫌いでは無いです。
でも、好きというほどでもないかな…。
打ち切られて欲しいとは思いませんが、それ目当てに見ることはなく、脇を固める一作として気に入ってはいる感じ。

原作はジャンプの中では真ん中かやや下あたりをフラフラ低空飛行している感じで、打ち切られはしないものの、アニメ化はしないんじゃないかな?
と思っていました。

ある程度続けばほぼアニメ化して当たり前なジャンプの中にも、たまにある程度続いたのにアニメ化しない作品があるのですよね。
ミスターフルスイングとかサイレンとか。
いやサイレンはアニメ映えすると思ったんだけれどなぁ…。
今からでも遅くないので、どこかアニメ化して欲しいなぁ。

まあ本作も、そうした一つになるのでは、と思いましたが、まあアニメ化して良かったですね。

というわけであまり期待はせずに見たのですが…。
いやクオリティ高いっすね。

原作が駄目というわけではないのですが、普通にキャラデザその他レベルが上っていますね。
まあアニメってのはきちんと作れば動きがついて声がついて作画もより綺麗になるわけで、原作を引き上げられるものなのです。
原作を大きく引き上げる良いアニメ化で、これだったらはっきりと面白いな、と思ってしまいました。
キャラをアニメ向きにカラフルにしていたんですね。そう言えばカラーページは結構カラフルでした。
白黒の漫画より、アニメで映えます。アニメ化して良かったですね。

内容については知っているのであまり語ることは無いのですが、改めて良かったと思います。

いきなり結婚する内容で、ジャンプではいきなり主人公が結婚する作品は短期打ち切られ率が低い法則があります。
さむらいウサギ、MAGICO、本作と、人気が爆発まではしないもののある程度連載が続く感じで。
結婚、なんだかんだ皆好きなんですね。

というわけで言いたいことはだいたい語ったかな。
まあ内容は知っているので見るかどうかは考えますが、見たいとは思えました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

小学生向けジャンプアニメ

ジャンプ原作のアニメ。お話は、幼少期に両親を失った太陽が唯一心を開いていた幼馴染の六美が、実は江戸時代から続くスパイ一家の頭首であり、彼女と守るために結婚して自らもスパイになって修行しつつ成長・活躍していくバトルコメディというジャンルらしい

wikiによると出版部数が250万部ってことでそれなりには人気だろうけど、個人的にはお話がかなり面白く無い。どこかで見たようなキャラが小学生か考えたような罠の家で暮らしているとか、妹に異常に執着する長男とかが、スパイ家族という割に異能家族なのか忍者家族なのかなんでもやるマフィアなのかよくわからないし、そんなのが現実感も緊張感も無いドタバタを繰り返しているだけに思える

「現実感」といっても、本当にありそうなことって意味じゃない。荒唐無稽で何でもありでも、この世界でならアリだなと思わせる仕掛けがあって、その中にきっちり納まっているなら感じること

でも夜桜はおふざけすぎる。ただのごった煮で、私たちの世界と繋がっているのかそうじゃないのかすら不明。どんな理由で彼らが存在していて何と戦っているのか、あの兄ちゃんはなんであそこまで胸糞野郎なのかとか、その点が見ててお話に入れない理由かな

いくら子供向けとはいえ、もう少し工夫があってもよかったような。ぱっと読んで疑問だらけになっちゃうのはなんとかしてほしいかな

とはいえ読者対象が最初から小学生の男の子なんだと思うので、私は最初から視聴者対象ではないので文句を言っても仕方ないのでこのぐらいでやめときます

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

64.2 2 人生で家族なアニメランキング2位
カラフル-Colorful(アニメ映画)

2010年8月21日
★★★★☆ 3.5 (413)
1777人が棚に入れました
死んだはずの“ぼく”は、プラプラという天使らしき少年から“おめでとうございます。あなたは抽選に当たりました”と話しかけられる。大きな過ちを犯して死んだ魂のため輪廻のサイクルから外れてしまうはずだったが、再挑戦のチャンスが与えられたというのだ。そして、自殺したばかりの中学生“小林真”の体を借りて、自分の犯した罪を思い出すため下界で修行することに。ところが、父は偽善者で、母は不倫中、そして自分をバカにする兄とは絶縁状態という最悪の家庭環境。おまけに学校でも、友だちがひとりもいない上に、秘かに想いを寄せる後輩ひろかが援助交際をしていた事実を知ってしまうなど、まるで救いのない日々だった。そんな中、真の体に収まった“ぼく”は、真っぽくない振る舞いで周囲を困惑させてしまうのだが…。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今立っている位置から見えるものとそうでないもの

「おめでとうございます!あなたは選ばれました!」
「あなたはもう一度人生をやり直せるのです。」

ひとつの人生を終えた魂が今まさに輪廻の輪から外れようとしているときにそう言われた。
なんでもその魂は生きているときに「過ち」を犯したらしい。
その償いだとかなんとかでまあいわば全く知らない家族の中でホームステイをするわけだ。半年ほど。
その魂が入る身体の主はもうすぐ死ぬらしくその交代で入るだとか。
「小林真」その身体を示す名前だった。
小林家の家族構成はこう。
4人家族で人がいいだけが取り柄の父、家庭に不満を抱え、さらにちょっと前まで浮気をしていた母、
大学受験真っ最中で弟とは疎遠な兄、そして自殺した中学3年生の弟小林真。
これから6か月間、その魂はこの家族と一緒に生活し自分の「過ち」を見直さなければならない。
もちろん彼自身もよりにもよってこんな家なのかと辟易した。
学校生活も同じようなものだ。
小林真が自殺を図ったのだから当然白い目でみられてしまう。
居場所は美術部の部屋の特等席だけだった。
そこには話す相手もいた。小林真の恋憧れるあの人も。
小林真が描いた絵を自分の目の前に置き、それを眺めながら思った。
「これから何をすればいいのだろう。」

自分ではない「自分」を生きること。
魂が小林真の身体に入ることで何が見えるのでしょうか。果たしてちゃんと意味があったのでしょうか。


個人的に好きな作品です。
設定が面白いですね。死んだ人間が他人の身体に入ってほんの少し人生をやり直す。
顔も体も声もその存在も他人ですから仮面の心理みたいなもので一種の「自由」が生まれます。
自分じゃないから周囲の人にどう思われてもいいや、みたいな。
個人の生活を俯瞰的に見つめることができるんです。確かに「見直す」にはすごく良い設定です。

作画も綺麗でした。
人は線を少なく、背景は細部まで描き込まれ、そして丁寧に。
不足はなく、過剰な部分もないその作画は、限りなく実写に近づけることで、物語をより現実的に語るためのすべとして良い働きをしていました。

この作品が投げかけてくることは直接的ではありました。
けれど、どこをどう拾い、どう感じるのかは人それぞれであるのが周知の事実。
おそらくこの作品はそれが顕著に表れるのではないかと思います。
魂が入った小林真が「答え」に行き着くまでの過程で描かれる内容は、
シリアスでいて、もっとも「ありそうなこと」なのでいろんな場面で様々なことを想うのではないでしょうか。
そんな気がします。


現実的効用のある映画でした。稀にみる良いアニメ作品です。
自分を見つめ直すということに一つ力を貸してくれると思います。


{netabare}

ひろかが可愛かったです。
たれ目でおっとり系。流行りのゆるふわ女子ですねw
でも真のたったあの一言で本当に救われたのでしょうか?
一度知ってしまった性の快楽と自分を高価なモノで着飾る高揚感と優越感は血肉を貪る強欲と化します。
拭っても取れないあざのようなしみは呪いのようで、その者の心を深くまで浸食し、
そしてそれは決して尽きることはなく、常に渇きに飢え、迷うことなく肉体と精神の破滅へ堕ちていきます。
ひろかが自分の「正しい」道を見つけるまでにはまだまだ時間がかかりそう。
抑えきれない内なる欲望とどう向き合うかなんて中学生にはいささか重き十字架です。
強すぎる性欲と物欲。その度合についてはかつて性欲に親鸞がそうであったようにコントロールできません。
しかし行動する前にそれらとどう向き合いこれから過ごしていくのかを考えること、
また危険な道を歩むというのならそのリスクをちゃんと知った上で行うべきです。
これらを考えることをすっ飛ばした行動を無鉄砲と言い、必ずどこかで馬鹿をみる羽目になります。
真は幸いにも自分で気づくことができたけど、せめてひろかにはひとり導き手がいても良かったのかもしれません。
本作では完全に更生とまではいきませんでしたが、なにかしら掴めたのなら彼女の救いにはなったのかも。
僕個人としては少し、ひろかに関しては解決はせず見放した感が否めませんでした。


ラストに向けて、目標に向かう真の姿は見事でした。
真がどんどん自分自身を掴んでいく姿を観たらそうあって欲しいとも思わずにいられませんでした。
せっかく自分が自分でいられる場所ができて友達もできて目標もあったのだから。


家族の描写は重いものでした。
親の苦しみ、子の苦しみ。
その両方がよく描けていたのではないでしょうか。
必ずしも全ての親が子を愛するわけではないですしその逆もまた然りです。
親や兄弟が自ら骨を折るようなことをしてくれるというのは愛の表れです。
だから結果的には、家族のことを大切に思えた小林一家は幸せだったのだと思います。
ただ彼ら自身も小林真の死を教訓としていますから今までのわだかまりがどちらが悪いというものではありません。
全て解決に向かったのはプラプラのおかげでした。「死」あっての、やっとの理解でした。
解けるべくして解かれたわけではないけれど、教訓として描かれた物語としてとても良い作品であったとは強く思います。

それと、いくつかのレビューでお見受けしましたが母親の浮気ごときで自殺はおかしいという意見。
これを平気で言える人は、人の気持ちを考えられない、想像力の欠けた人間だと僕は思います。
自殺それ自体を否定するなら話は別です。それは本作でも語られた。
ですが人の思い悩むことを自分のものさしだけで測り、蔑視するのはいかがなものだろう。
所詮、これはアニメの話ですし何を言っても差支えなんてものはありませんが、それによってあなたの人となりは伺えます。
小林真はギスギスとしたという一言には収まらないあまりにも複雑で問題を抱えた家族の中にいて、
学校には悩みを打ち明けられる人もただの1人もいず、美術部では隅に追いやられている始末でした。
状況を鑑みても何がその引き金になろうと決しておかしくはありません。
それに親の失態というのは子どもには、それがたとえ小さなことでもあまりにも大きく響くものです。
人はそれぞれに、それぞれの悩みを抱えます。年齢によっては悩むことが似て、すでに過ぎた者からすれば馬鹿馬鹿しい限りかもしれません。
ですが、当の本人の立場に立って、その苦しみを一生懸命に理解しようと努力し、
ものごとを考えようとしなければ、他人のことなんて絶対分かりっこないし人に優しくなんてできません。
人の弱い部分に寄り添うことができず、ましてやそれを上から目線で、自己中心的な考えで、
一般論を、または偏狭な自論を一方的にかざすようにはなってはいけない。
僕はそう思います。

あと観るポイントとしては設定の器用さではなく(僕は上手いと思ったけれど)、小林真がこれからどうするかだと思います。


{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

お、重たい・・・

 初見でした。2時間の社会風刺もの。
 社会風刺と少年の成長を扱った作品としては、比較的良い作品だと思います。

 とはいえ、残念な部分も多いですけどね。一部の声優さんとBGMは今一つでしたし、テーマをセリフでしゃべり過ぎていたような気もしました。脚本に関しては分かりやすさを重視していたのかもしれませんけどね。
 あと、アニメっぽさが希薄なのも気になりました。実写で作っても同じものが作れてしまいそうな感じはあります。アニメ映画ではありますが、日常を切り出したもの、という印象が強かったです。

 どこかで見たことがある作風だなぁ、と思ったら「河童のクゥと夏休み」と同じ監督でした。クレヨンしんちゃんシリーズも手掛けているようです。
 どちらも社会風刺の作品ですが、「河童のクゥ」が子供向けであったのに対し、こちらは中高生向け。少年の成長譚という共通点はありますが、世代にあったテーマを的確に取り入れているので、キチンと棲み分けはできていると感じました。

 この作品に限らず、社会風刺もの全般に言える少しの疑問があります。
 「河童のクゥ」は、人間と自然の対比を大枠として、友人関係における問題を踏まえながら「生」について考える、という小学生向けの作品です。
 一方、「カラフル」は、親子を中心とした家族観を大枠として、友人関係における問題を踏まえながら「生」について考える、という中高生向けの作品です。
 この二つの作品に関わらず、子供から思春期へと作品の対象を変えると、「世界」の描き方がスケールダウンしてしまうように思います。思春期に考えるべきことは、「自然」のような概念的な事柄よりも「コミュニティ」のような具体的な事柄の方が望ましい、ということなのでしょうかね。コミュニティにおける「自己」があやふやなっているときには、「自然」がどうのというよりも、まず「自己実現」すべきだ、ということでしょうか。

 そりゃそうだという思いがありつつも、大人向けの風刺作品も基本的には「自然」に触れずに「自分」を考える、というものが多いですから、一体どこで全体的指向から個人的指向へと転換されるのかな、と少し疑問に思った次第です。世代の問題ではなく、「自然」について考える作品の方が珍しい、という単純な答えなのでしょうかね。

 この作品の社会風刺部分は、非常に重たく感じました。明るくポップな作品でも見ようと思っていたときに、タイトルのみでレンタルしたせいもあるのですが、見ている最中は非常に陰鬱な精神状態で、期待とのギャップもあり少し参ってしまいました。


風刺内容(ネタバレ注意):{netabare}
 いじめを受けていた。好きな子が援助交際していた。お母さんが不倫していた。自殺した。

 環境への嫌悪が生への嫌悪となって、自殺をしてしまった男の子が主人公です。もちろん自殺エンドではなくて、そこからスタートして立ち直るまでが描かれていますので、救いがないわけではありません。
 で、その立ち直り方なんですけど、唯一の友達を見つけて同じ目標に向けて頑張る、というものです。その視野の広がりが、周囲への許容をもたらして「自分の生をがんばろう」になる。

 常々思うのですが、友達ができない、または、できにくい環境にいる子に対して、「友達ができれば大丈夫」というのは解決策として成立しているんですかね? 環境から拒絶されている子に対して、「自発的に目標(受け入れられる環境)を見つければ大丈夫」というのも解決策なんでしょうか? 外部から救いの手を差し伸べることは難しくて、やはり本人の意識に頼らざるを得ないのでしょうか?

 この作品で提示されている解決策に関しては、「理想的な解決策」であって「現実的な解決策」ではないのではないかと思ってしまいました。上手く言えませんが「思春期の子が見たい、見るべき作品」というよりは、「親や教師が見せたい作品」であるように思えました。

 ただ、これをこの作品についての悪い点として挙げる気にはなりません。おそらくこの作品を見た方は、その方の経験をベースに独自の批判を展開し、独自の感想を述べるのだと思います。結局載せないことにしましたが、私もいろいろと考えさせられました。
 つまり、見た人に検討を促している時点で、社会風刺作品としては成功しているんだと思います。こういう問題に普遍的な解決策を提示することは、なかなか難しいですからね。これで良いんだと思います。
{/netabare}

食事と絵画:{netabare}
 この作品における象徴物です。
 特に難しい描き方はされていませんので、やや意識的に見ればいい、程度のものです。
 どちらかといえば、食事の方が登場回数も多く、メリハリがあったかな。
{/netabare}

プラプラ:{netabare}
 主人公の案内人のような役割です。あまり好きにはなれないキャラクターでした。
 視聴している最中は、主人公が内的に生み出した「イマジナリーフレンド」のようなものかと思っていたのであまり気にしていませんでしたが、エンディングではそれとは別物であることが明かされていました。
 過去に主人公と似た境遇にあったと言う割には、主人公への態度や物言いが理解しがたかったです。
{/netabare}

対象年齢等:
 中高生向けです。
 中高生向けなんですが、その割には少し表現が子供っぽ過ぎるような気もしました。難しい表現はほとんどなく、中高生を子ども扱いしすぎているようにも思えました。個人的には、中高生をあまり子ども扱いせずに、少し背伸びさせるくらいの方が良いと思っています。そこは少し残念かな。

 大人が見る必要性は薄いのかもしれませんが、やはりいろいろと考えさせられるとは思いますよ。そういう意味では、必ずしも中高生向けではないのかもしれません。少なくとも私は見てよかったと思いました。

 正面から社会風刺に取り組んだ作品はあまり多くないですから、まずは「河童のクゥ」か「カラフル」に手を出すのが良いのではないでしょうか。批判的な事柄も書きましたが、見るべき作品だとは思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4
ネタバレ

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

世界があまりにもカラフルだからこそ、僕が僕であるために。

 パッピーエンドです、と最初にそう言ってしまう意味があり…。

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、小林真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなくてはならないのだ。真は絵画きが得意で美術部に所属し、中一で虐めを受け、自分の世界に籠り、友達はいない。やがてぼくは、真が父親を軽蔑し、兄に軽蔑されていて、母の不倫を目撃し、想いを寄せる後輩のひろかの援助交際を目撃したことが自殺の原因だとわかる。どうせ真の人生だし、好きで下界へ来たわけじゃないし、と軽く見ていたぼくは、やがて真を取り巻く人たちの欠点や美点が見えてくるようになって、人の様々な彩色の真実へと、またぼくと真の真実に気づいてゆく…。

 ストーリー序盤で、或いはあらすじで大凡の終幕展開を察する人がいるだろう。しかし私は、この作品を察して結構な物語なのではないのかと思っている。それは、自殺という題材が重くのしかかった先の、生前で罪を犯した〈ぼく〉が、或いは自殺を犯した〈真〉が「ぼくは生きてます」と言うまでの主人公の心の変化を、希望を持つ瞬間を期待させるからだ。そして「それ(ぼくが犯した罪を認識すること)」だけが本作の全てではないと確信している。察する通りなら一辺倒だな、という予測は幕切れ方では的中かもしれないが、別の意味合いで見事に裏切ってくれる。
 「おめでとうございます、抽選に当たりました!まさにラッキーソウルです!」軽薄な天使の言葉から始まる本作の日常活写には、小林真が浮動する思春期の世界が発見できる。絵描きが得意で、中一で虐めを受け、自分の世界に籠り、鬱的に嘔吐を繰り返し、美術室と家族が拠り所の中で、母親と想いを寄せていた後輩の酷な真実に遭遇し、無念もないまま自然な心持ちで睡眠薬を多重服用した。生きることなんかよりも、死ぬほうがずっと楽で魅力的に思えた。 ぼくは生前に犯した罪を解釈する為に自殺した小林真の体のホームステイし、(例えてドラえもんのもしもボックスのように)真がもし死んでいなかったらの世界を、そこでは飽くまで真の代役として体験する。そして、真が自殺を図ったという事実がもたらす出来事と、当の本人にぼくという別の人格が入ることから、変貌していく真の・周囲の人の心の、”色”。変化することで物事の角度が変わり、またそこから明かされる色の違う真実。自殺志願者へのメッセージなどではなくて、カラフルという名の日常を、飾らずに伝える。ここにあると思う。

 人生とは、気づいていそうで気づいていないことが、案外たくさんあるものだ。その気づいていない場所で、自分が誰かを救ったり傷つけたりしていることもまた、思っているよりもちょっぴり多めにあるものだ。小林真の数少ない周囲の人の、そんなことが、自殺したという事実と別人格の真(ぼく)という出来事から明るみに出る。そんなことに、ボクが気づいたとき、ぼくから涙が溢れると、プラプラが現れる。「泣いてるのか?」なぜ小林真が聞くべき言葉を(真実を)僕が聞いているんだろう。「ぼくじゃない。真の涙だ」そうして、ボクのなかにあった小林家のイメージの色合いが最初は黒一色だったのが、よく見るといろんな色が含まれていた。黒もあれば白もあり、赤も青も黄色もあって、角度を変えれば青と黄色から緑が生まれたり、明度も変わり、綺麗な色から醜い色まで、どんな色だって見えるようになる。
 感受性の鋭い少年少女を知る平凡さに悩む親世代(母親という存在)も、良心を抱くが故に察しが鈍く心情を捉えにくい陳腐な大人(父親)も、思索もせずにその機械的な学習能力で下方を見下す学生(兄)も、精神の脆さから心の移り変わりがめまぐるしい多彩な思春期の少女(ひろか)も、他人の持つ世界に憧れを持ち自分の世界を見出そうとする若人(唱子)も、非凡の孤独を身に憶えもどかしくも平凡を求める人(ぼく)も、誰もが人並みに変わっていて、傷もので、それが普通なのだ。私は普通でもいいんだと、誰もが自分の色を持っていて、誰もがその自分の彩りを表現している。だからこそ世界は限りなくカラフルで、人混みに惑わされて本当の色を自分の色が分からなくなることも時々ある。
 著者の森絵都さんや、監督の原恵一さんからのメッセージはここらへんにあったのだ。この多彩な世界。あまりにもカラフルすぎて、自分がわからなくなる世界。僕が僕であるために、私の色であるために、色に塗られて生きてゆこう。例えそれが何のためだか分からなくとも、カラフルが何より綺麗なのだ。

 小説の最終頁から先に文字がないのをみとめた時、映画館の退場ゲートを通った時、抱えているもどかしい様々な不安が和らいで解消に向かっていることを理解出来た。
 本作のイメージソングが、尾崎豊「僕が僕であるために」(カバーはmiwa)であることが、少しハマりすぎていると思うのは私だけだろうか。

映画に対する著者のコメントが好印象に載っていたので記載。
《 原監督は魔法のように〈ふとした瞬間〉を掬いとる。
友達同士のじゃれあい。他愛の無い冗談。
気になる誰かの笑顔。なにげない約束。
振り向くといつもそこにある眼差し。
この映画を観た人は、
私たちの日常がそんな〈ふとしたものたち〉に支えられ、
カラフルに彩られていることに気づくだろう。 》


以下、評価に対するメモ。
{netabare}
・BGMが盛り上げない場面で盛り上げる。
・佐野唱子役の声優・宮崎蒼さんが上手。
・キャラが背景にとけこめないシーンあり。
・声優のブレは後々良くなるところあり。{/netabare}


あらすじ、原作小説の紹介文、参考、加筆。
2013.8.4「「世界は君が思っているよりもずっとcolorfulだよ」という「意見」であると感じる」投稿。
2014.3.28「世界があまりにもカラフルだからこそ、僕が僕であるために。」更新。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26

63.5 3 人生で家族なアニメランキング3位
妻、小学生になる。(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (24)
153人が棚に入れました
累計部数300万部突破の村田椰融が描く家族再生の物語。10年前、妻を亡くした愛妻家の新島圭介はずっと失意の中にいた。だがある日、小学生の女の子、白石万理華が、自分は他界した妻、貴恵だと言ってやってくる。こうして、小学生の姿をした妻との人生が再び動き始める…2022年にTBSにて堤真一主演、石田ゆり子共演で実写ドラマ化もされた本作。2024年、TVアニメとして再び日本中を愛で包む――。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 テンポがかなり速いけど展開が気になります。リアリティが有るのか無いのか…

1話 荒唐無稽な設定は、言いたいことがある場合に有効な手段。

{netabare} 妻が小学生に転生して戻ってくる話と言えば東野圭吾氏の「秘密」があまりにも有名ですよね。あっちは娘になるのでもっと複雑でしたけど。ネタバレは価値がゼロになるので、そっちはそっちで名作なので「秘密」に悶えてください。読み切るのに精神力が必要ですけど。

 で、本作はまあ、オマージュはしているでしょうね。発想も雰囲気もやろうとしている(だろう)ことも非常によく似ています。それをどうやって本作の独自性を出して、換骨奪胎しているのでしょうか。

 小学生と中年の夫婦生活の歪みと新しい生活をどう考えるか。そこが焦点とならざるをえません。アダルトのロリペド作品ならどうか知りませんけど、真面目に描くなら夫婦である以上は性の問題は描かざるを得ないでしょう。なぜかといえば夫婦の関係性の物語だからです。
 2人がセックス出来なければ新しい恋愛がどうしても必要になるはずですが、過去の夫婦関係にしがみつくのが本当に2人にとって正しいのか。だからこそ理屈では破綻せざるを得ないのですが、本作がどうまとめるかです。新しい関係性の提案になるのかもしれません。
 週刊漫画TIMES連載だったということで、それならかなり深いところまで描けるはずです。そして「本当に妻なのか?」問題も描かれるのかもしれません。娘との関係性も必要でしょう。

 題材的には大好物です。荒唐無稽な設定というのは言いたいことの本質をデフォルメして、何を描きたいかをフォーカスし、クローズアップする効果があります。この設定で何を描きたいのか。夫婦か、愛か、思いやりか、再生か、破滅か。いろいろ考えられますが、真面目に描くなら見てみたいです。

 で、結構話、進めましたね。ここまでが導入だとするとかなりのテンポですが今後どうなりますか楽しみです。感動ポルノにとどまらないようにお願いします。{/netabare}


2話 こういうストレスがあるアニメがやっぱり面白いなあ…

{netabare} こういう話ですから障害があると思っていましたが、思っていたよりもハードなのが来ましたね。こういう困難を乗り越えるのか、それとも挫折するのか。そこにどんなドラマを見せてくれるのか。

 妻が小学生になるってアニメ(マンガ)ならではですよね。実写の小学生だと演技が付いてこないでしょう。そこがシラケる原因になりそうです。実際作られたそうですけど、どうだったんでしょうね?

 2話はひどい状況のストレスで見ていて胸が苦しくなりますが、こういう作品はやっぱり必要だし、私は好きです。そしてハッピーエンドでなくても構わないと思います。そこに本当の夫婦を描ければ。キービジュアルでベンチの両端に座っている2人が意味深ですよね。

 本作の解決はどうするんでしょうね?壮大なドラマなら10年間は我慢するとか、別の人生を歩んで死の間際にとか考えられますけど(最近そんなSFアニメがありましたけど)、そこまでじゃなさそうですね。

 面白いにもいろいろありますが、本作は最近のアニメにはない面白さがあると思います。面白さの種類は「コタローは1人暮らし」を少し思い出します。決して爽快な面白さではないです。{/netabare}


3話 ありえない設定だからこそ家族とは何かを考えることができそう

{netabare} 配偶者がもし死んだら時間は止まるでしょう…その一方で高校生の娘の時間を止めることは許されないでしょう。ただ、それもしょうがないかな、という気もします。愛情が深ければ深いほど立ち直るまでに時間は必要でしょう。

 本当に愛していたなら前を向けるというのは綺麗ごとでしょう。本作の場合、おそらく転生したことに関してはトリックはなさそうですから前提として本当に妻があの子に乗り移っているから(考えようによっては悪霊ですけど)立ち直るきっかけはできるのでしょう。この父親と娘には救済がありましたが、実際はこの救済がないわけで。それを考えるともしこのIFがないと切ないですね。

 それと再婚あるいは恋愛ですよね。そこは描かざるを得ないと思いますが、もっと深掘りしても良かったかも。もうちょっと何かあるのかな?でもあの書類が出てきたなら、一旦はこれでその話は決着なのかなあ…性欲の話も本当は描いてほしいんですけどね。

 家族を描くのにこの設定って実は向いているのかもしれません。ありえないからこそ家族を深く考えるきっかけになるし、想像が膨らみます。それと原作を知らないので、あの母親が登場すると思うとすごいストレスですね。その恐怖があるからこそ気持ちに乗っかれていいです。{/netabare}


4話 テンポがかなり速いけど展開が気になります。リアリティが有るのか無いのか…

 人間関係がゴチャゴチャしてきましたが、ある意味ではリアリティがあるし、ある意味ではないのかな、という感じですね。展開が急ですが、アニメの情報量の密度の薄さを補うにはこれくらいのテンポの方がいい気もします。

 上司を好きになるきっかけにかばってくれたから…というのは多分フィクションでしょうし、あのタイプの上司を好きになるタイプはかなり特殊な感覚の人だと思います。無理やり作った人間の配置に見えてちょっと記号的かなという気はします。

 一方で生きていれば、出会いがあって好意があって憎悪があって別離があって、いろいろです。そのあたりを単純化した話も多いので本作のようなみんなに人間関係のいろいろがあるのは、自然な気がします。

 2つの家族、娘のデート、そして会社の部下、再婚話に虐待。一体どう展開してどう収束するのか。あるいは発散するのか。

 人間関係の上手くいかないところと、再生とどうなってくるのかわかりませんけど、アニメとしては珍しく深刻な人間のドラマがありそうです。展開が気になります。

 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

決して悪くは無いですが… 一発ネタかなぁ

亡くなった妻が転生して小学生として現れた…
という話、なんか何度か見た覚えがあるのですが。
いや、これだったかなぁ?

ま、似たような話は、そりゃいくらでもありますね。
気にしないでおきましょうか。

じゃあ、原作を見たことはあったのでしょうか。覚えていないですが…。

さて、内容はまあ、その通りなんですが…。
別に悪くはないです。
妻が亡くなって以来無気力だった主人公が再び気力を取り戻して、でも今は普通の小学生だし夫婦として過ごすわけにも、とか。

まあテーマ的には面白いですね。

男がロリコンで小学生になったことを喜んでいたらドン引きですが、そんなこともないです。ちゃんと真っ当な夫ですね。

後はまあ、普通にハートフルな展開が待っている感じではあるのですが…。

じゃあ、ガツンとすごく気に入ったかと言うと、やっぱりそうではないですね。
まず作画。
すごく可愛いとか格好いい、ということはないです。
まあ普通に見れる程度の絵ですね。

ヒロインも普通の奥様。主人公も普通の夫。まあだからこそ、変なシチュエーションが生きるのでしょうけれど…。
でもまあ、この主人公を是非続きが見たい、とはなりませんでしたね。
良かったね、でお終いのような。

そうなんですよね。
普通に良かったね、でお終いで、特にトラブルが無い。
良識ある夫だと。
小学生の奥さんを再び嫁にしようと情熱を燃やしたりすれば、大問題でしょうが… それだって、別に8年待てば良いだけですしね。

そりゃ相手の両親にどう言い訳するかとか、問題はありますが。
でも2人の気持ちが固まっていれば別に問題ないですからね。

要するに1話で完結してしまって、これ以上見る必要は無いかなと。
決して悪くは無いですが、それ以上の興味は惹かれませんでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

10年位前からの漫画作品ですよね。読みました。後半感動します。

テレビドラマにもなって。今度アニメーションになって。

漫画をタブレットでダウンロードして読んだのを覚えてます。

もう十年くらい前じゃないですか?仏教で言う輪廻転生というのがあるのかどうかわかりません。

結局は生まれ変わりではなくて,憑〇現象だったというオチなんですが。

まあ、そんなことはどっちでもいいです。

登場人物の心理描写や葛藤や愛情や家族のあり方など,考えるべきところは沢山あると思います。

この漫画を読んだときの印象は発想の転換が面白い+

発想やアイディアが新鮮だなと思ったんです。

しかし,それは十年前の話なんですから,

今アニメーションをやる意味は大方薄れてきているかもしれません。

でも,はじめてみる人にとっては結構面白い番組だと思いますよ。

「村井の恋」とBS放送でまるっきり,かぶっているというところが、なんとも憎たらしいですね。

幸い我が家はダブルチューナーで複数のハードディスクを持ってるので。同時録画してますが,ライバル意識があるんでしょうか?

私は「妻,小学生になる」の方が断然面白いと思ってます。

上級者向けアニメととして、人生・家族の絆・人とのつながりや恋というのは一体なんなのだろうと,もう一度真剣に考えさせられる素晴らしい作品だと私は思っています。

はっきり言うと、どちらかというと大人向けの作品でしょうか?

年齢が高い人ほど。共感する部分がたくさんあると思います。個人的にも,もっと評価されてよい作品だと思っています。

逆に,裏番組の「村井の恋」は年齢が下がるほど評価が高くなるように作られた作品のように思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ページの先頭へ